頚髄損傷に負けないぞ! −車いすの臨床心理士−

アクセスカウンタ

zoom RSS 「別れる」こと

<<   作成日時 : 2013/05/06 00:44   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

画像
心から「お世話になりました」と言える物、ありますか?

僕は結構なんでも物持ちが良く、たくさんの物達と長い付き合いをさせてもらっています。
その中でも特にこのブーツは別格なんです。

このブーツは確か大学1,2年の頃に買って、そこから4,5年、その間相当な割合で履いていました。
頚損になって、歩きにくくなって、それでもスニーカーしか履いたことのなかった自分は当たり前のようにその後もスニーカーで歩き続け、大学に入りなんとなくお洒落したくてブーツ欲しくなって、それで初めて買ったブーツ。
僕の場合ブーツは、装具代わりってほどではないけど足首が固定され、また、かかとの高さもあり、足首の力や動きが不十分な自分にとっては特に歩きやすいものとなりました。

それ以来、毎日毎日、数年後にブーツサンダルというものに出会うまでは真夏もこのスエードのブーツを履き続け(笑)、僕の大学生LIFEを応援してくれました。

そのブーツも…よ〜く見てください。もう左足が限界を迎えてしまいました。
いくら歩きやすいとは言っても、足を十分にコントロールできない分、つま先が地面に擦りながら歩いていたんですね。
前から皮膚が擦り剥け、中の細胞が見えているなとは思っていましたが、この前まじまじと見てみると細胞も突き抜け内臓まで達していることが判明致しました。
しかも内臓はスカスカ状態で(←当たり前)、どこか腐敗臭も漂ってくるような気もします。

僕は思わず鼻を覆いたくなりましたが、つま先に空いた穴に突っ込んだ右手の人差し指が抜けずに、どうにもこうにもできませんでした。

代わりに出てきたのは一粒の滴。

冬ノ日モ夏ノ日モ、真夏ノ暑サニモ嵐ノ日ニモ負ケズに、毎日毎日、苦楽を共にしてきたブーツですからね、沢山の想い出がグッと心の奥から溢れ出たのかもしれません。

はたまた、強烈な臭いに体が反応したのかもしれません。

その真実は定かではありませんが、とにかく涙が出るほど特別な付き合いをしてきた物ということに違いはありません。


今はまた新たなブーツとの付き合いも始まっています。

「別れがあれば出会いもある。出会いもあれば別れもある。」

これは今僕が働いている職場である人が言っていた言葉ですが、別れは終わりではありません。
それまでに共有した想い出や経験は互いの心に残ります。
また、それは自分の心の豊かさに繋がり、自分を成長させ続けるものとなります。

僕もこのブーツとの出会いがあって、今のブーツとの出会いに繋がったと思いますし、他にも色々な関係や感情、考え方を生んでくれたと感じています。

ブーツの話のわりにはスケールの大きな話となりましたが、自分が愛着を寄せていた物、昔描いていた夢、もちろん出逢ってきた全ての人たち…。
何もないところからは何も生まれません。
それら一つ一つのことがあって、今のあなたが続いているのです。

そう、「続いている」のです。



別れることも、大事にしたいですね。

また次の一歩を踏み出せるために。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
「別れる」こと 頚髄損傷に負けないぞ! −車いすの臨床心理士−/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる